「宅配クリーニングって、普通のクリーニングと同じ様にシミ抜きってできるのかな?」
「宅配クリーニングの中でも、シミ抜きに強い業者を知りたいなあ。」
とお考えでしょうか。
実は、ほぼ全ての宅配クリーニング業者において、シミ抜きは無料オプションとして利用する事ができます。
ですが、簡単なシミは無料オプションで落とせるものの
・付いてから時間が立っているシミ
・取るのが難しい種類のシミ
については、無料オプションでは落とせないため、シミ抜きに特に強い宅配クリーニング業者に依頼する必要があります。
そこでこの記事では、シミ汚れ別の判断基準と併せて
・シミ抜きにオススメな宅配クリーニング3社
を紹介いたします。
お読みいただければ、今の洋服のシミにあった、シミ抜きに強いクリーニング業者を選ぶ事ができますよ。
シミ抜きができる宅配クリーニング業者はこの3択
まず最初に結論です。宅配クリーニングにシミ抜きを求める場合はこの3社から選べば大丈夫です。
<使い分け方法>
・溶性(水・油のどちらかに溶ける)かつ、付いてから1週間以内のシミ→リネット
・付いてから1週間以上の溶性シミ、不溶性(溶けない)シミ→クリコム
・高くても良いから完璧にシミを取りたい→ワードローブトリートメント
溶性、不溶性のシミ一覧とその落ちやすさはこちらです。
・溶性か不溶性か
・溶性の場合、付いてから1週間以内か
で選ぶべき業者が決まります。
では、この3社とその理由について、順番に解説していきます。
無料でシミ抜き!軽いシミの宅配クリーニングはリネットがおすすめ
以下の条件を2つとも満たす簡単なシミは、リネットの無料シミとりオプションで対応するのがオススメです。
・水溶性もしくは油溶性のシミ
・シミが付いてから1週間以内
これはリネット公式サイトにある「無料シミ抜きの範囲」ページを見ると分かります。
まずシミというのは、付いてからの時間が経てばたつほど、取るのが難しくなっていきます。
溶性のシミに付いては、上のリネットの「無料シミ抜きオプション」の説明だと
・付いてから1週間-10日→一部取れないものがあるが、大体取れる
・付いてから1ヶ月→取るのは困難
というニュアンスで記載されています。
一方不溶性のシミは、繊維にこびりついてしまうので、付いた瞬間でも取るのが難しいです。
そのため
「付いてから1週間以内の溶ける(水溶性もしくは油溶性)シミ」は、リネットの無料オプションで取れる可能性が高いと言えます。
逆にいうと、それ以外のシミはリネットでは取れません。その様なシミがある方は、1つ下の章で紹介する「クリコム 」がお勧めです。
他会社の無料シミ抜きレベルも同程度だが、総合的にリネットがおすすめ
実は、リネットのシミ抜きレベルは、他社と比べて特別高いと言うわけではありません。
無料シミ抜きサービスがある宅配クリーニングのほとんどが、リネットと同様に
・洗剤を使った油性のシミとり
・スチームを使った水性のシミとり
の2工程でシミとりを行なっているため、品質の差はありません。
簡単なシミ取りにリネットをお勧めする理由は、シミとり品質以外の以下のメリットによるものです。
リネットの強み1:単品見積もりなので、数着だけクリーニングに出したい普段使いに最適
多くの宅配クリーニング業者は最低5点からという制約がついているので、2,3着だけ出そうとすると高くなってしまい、普段使いにおすすめとは言えません。
リネットの強み2:業界最大手なのでオペレーション面での安心感がある
宅配クリーニング業者の中には、10店舗程度しか運営していないクリーニング屋が新規事業として進出しているケースが良くあります。その場合、事業を回す人員が十分いないため納期・トラブル時の対応などのオペレーション面での不安が生まれてしまいます。
リネットの強み3:料金の割に品質も高い
リネットのクリーニングは、業界第1位なだけあり、料金が安めであるもののクリーニングの品質は高いです。
<リネットの主な料金>
・シャツ:290円
・ジャケット:950円
・スカート:660円
価格表:https://www.lenet.jp/plan/
この3点の理由により、リネットは普段使いにおすすめな宅配クリーニングと言えます。
そのため、簡単なシミの場合はリネットで対応してもらうのがお勧めです。
リネットの体験談も、こちらの記事で解説していますよ。
リネットの評判は悪い?高い?口コミと宅配クリーニングの仕上がり
難しいシミ抜きの宅配クリーニングはクリコムがおすすめ
リネットでは落とすのが難しい
・付いてから1週間以上経っているシミ
・不溶性のシミ
を落とす場合は、クリコムがオススメです。
クリコムは、宅配クリーニング業者の中でも「シミ抜きの品質の高さ」で有名なサービスです。
他社の無料サービスのシミ抜きは
・洗剤を使った油性のシミとり
・スチームを使った水性のシミとり
の2ステップのみですが、クリコムの有料染み抜きはこれに加えて
・部分漂白(シミの部分のみをゆっくり漂白する)
・染色補正(シミを取った部分を合わせる)
という2ステップを加えます。これにより衣類に深く染み付いたシミを取る事が可能です。
リネットの4つのシミ抜きオプションと料金
クリコムのシミ抜きオプションは以下の4種類です。
・ポイントコース:1箇所につき2cm*2cm以内のシミに対応可能。700円/箇所
・エリアコース:袖、襟などより広い範囲のシミに対応可能。3500円/箇所
・オールコース:至るところにあるシミに対応可能。7000円/点
・アートコース:素材自体の色落ち(2cm*2cn以内のシミ)に対応可能。2000円/箇所
注文する場合は通常のクリーニング料金+シミ抜きオプション料金となります。
<クリーニングの主な料金>
通常のクリーニング料金はとても安いです。
・ワイシャツ:300円
・スカート:600円
・ブラウス:600円
価格表:https://cl-takuhai.com/cleaning_01
<シミ抜き料金について>
シミ抜き料金は、商品を送る際にこちらのページの下部にある「指示書」に以下2点を記載する事で決定します。
・希望するシミ抜きオプション(無料の範囲で取れる場合は、お金はかかりません)
・見落としていたシミがあった場合、追加でシミとりを実施しても良いか(オールコースの7000円が上限)
とても高品質な染み抜きを行う事ができるので、難しいシミはクリコムがオススメです。
※以下の服装は、クリコムではシミ抜きが行えないので、シミを取りたい服装の中に該当するものがある場合は、すぐ下で紹介する「ワードローブトリートメント」にお願いしましょう。
・カーペット
・皮、革製品
クリコムの詳細は、こちらの記事でも解説していますよ。
料金は高いが最高品質のシミ抜きは、ワードローブトリートメントがおすすめ
高くても良いので、とにかく最高品質のシミ抜きにこだわりたい!という場合はワードローブトリートメントがオススメです。
また「この1着だけはいくら値段をかけても良いから綺麗にしたい」という場合も、その服だけはワードローブトリートメントに出すのがお勧めです。
ワードローブトリートメントのシミ抜きは、クリコム以上で、宅配クリーニング業界での最高品質を誇っています。
まずもちろんですが、この様な不溶性のシミはしっかり取る事ができます。
出典:ワードローブトリートメント
また、クリコム では行えなかった革製のコートを始め、全ての製品に対してシミとりの依頼が可能です。
出典:ワードローブトリートメント
シミ取りの料金も、簡単なシミの場合は無料となります。
<ワードローブトリートメントのシミ取り料金>
・水溶性、油溶性の簡単なシミ→無料
・難しいシミ→取れなかった場合は無料。取れた場合は1000円〜
ワードローブトリートメントはクリーニング品質も最高
またワードローブトリートメントは、シミ抜きだけではなく「クリーニングの質」という意味でも最高品質です。
<仕上げの特徴>
・完全一点仕上げ:洋服1点ごとに、プロがベストなクリーニング方法を考案。クリーニングも1点ずつベストな方法で実施。
・静止乾燥:クリーニング屋の様に機材の中で衣服を回転させず、静止した状態で乾燥させる事で、型崩れを防ぐ事ができる。
・ウェットクリーニング:本来水洗いができない洋服を、高い技術力により水洗い可能。そうする事で、水でしか落とせない水溶性の汚れ(汗など)を落とす事ができる。
一方、品質が最高品質である代わりに価格も業界の中で最高値です。
<ワードローブトリートメントの主な料金>
・シャツ:3520円
・スカート:3850円
・スーツ上着:5390円
お金はかかってもいいから、最高品質にこだわりたい!という方には本当にお勧めです。
ワードローブトリートメントの詳細は、こちらの記事で解説していますよ。
ワードローブトリートメントの口コミ評判!クリーニングの料金も
宅配クリーニングのシミ抜き:まとめ
さて、改めておすすめのシミ取り宅配クリーニング業者3社とその選定基準をまとめておきます。
・シミが付いてから1週間以内、かつ溶性(水・油のどちらかに溶ける)シミ→リネット
・シミが付いてから1週間以上、もしくは不溶性(溶けない)シミ→クリコム
・高くても良いから完璧にシミを取りたい→ワードローブトリートメント
宅配クリーニング業界は、中身がほぼ同じであるにも関わらず、メーカーが色々な見せ方をしている事でどの業者が良いのかとてもわかりにくくなっています。
あなたが今の洋服のシミにあった、宅配クリーニング業者をすぐに選べる様になった事を心から願っています。