「コインランドリーで布団クリーニングってできるのかな。。?」
「宅配クリーニングに出すのと、コインランドリーに出すのどっちが良いんだろう?」
とお考えでしょうか?
布団は「一部の種類のもの」は、コインランドリーでクリーニングできます。
しかし、クリーニングできる物であっても、
- クリーニング自体にテクニックが必要
- 布団が破れて中身の綿が飛び出たら賠償リスクがある
ので、なるべくコインランドリーにはお願いしない方が良いのが実態ではあります。
この記事では、
- コインランドリーでクリーニングできる布団とそうでない布団
- コインランドリーで布団クリーニングを行う際のコツ
- 布団の宅配クリーニングとコインランドリーの比較
- ダニ対策として、コインランドリーで布団を乾燥だけする方法
をお伝えします。
お読みいただければ、大事な布団を危険に晒すことなく、一番ベストな方法でクリーニングを行う方法を知ることができますよ。
コインランドリーでクリーニングできる布団・できない布団
ではまず初めに、コインランドリーでクリーニングできる布団とそうでない布団は以下の通りです。
布団の種類 | コインランドリーでクリーニングできるか |
毛布 | できる |
こたつ布団 | できる |
羽毛布団 | できるがお勧めしない |
羊毛布団 | できない |
綿布団(和布団) | できない |
ポリエステル100%の布団 | できる(中芯がないもの) |
真綿布団 | できない |
敷布団 | できない |
この内容について少し解説していきます。
前提として、2つの条件を満たす必要がある
上の表で「できる」となっている3つの布団(毛布、こたつ布団、ポリエステル100%の布団)を含め、次の2つの条件を満たして初めて、コインランドリーでのクリーニングができます。
条件1:水洗いができること
布団の洗濯表示を確認し「水洗いができる」ことを確認しましょう。
以下の様なマークがあれば、水洗いができます。
・40度を限度とし、洗濯ができる洗濯表示
条件2:タンブラー乾燥ができること
コインランドリーでの乾燥は、グルグル回るタンブラーで行われます。
そのため、このタンブラー乾燥が行えるかの洗濯表示も確認が必要です。
・タンブラー乾燥OKの洗濯表示
これら2つの条件は「布団のキルティング加工がなされている」場合、満たしていることが多いです。
キルティング加工とは、布団の中綿が動かない様に、表面と裏面を縫い合わせてその間に中綿が入っている構造です。
キルティング加工が行われていないと、クリーニング時に中綿が移動して偏りが起き、元に戻せなくなってしまいます。
羽毛布団は行える場合があるが、おすすめはしない
羽毛布団自体は、コインランドリーでクリーニングができるケースもありますが、おすすめしません。
その理由は、以下です。
- そもそも羽毛布団を禁止しているコインランドリーもある
- 乾燥含め時間が2時間弱かかる
- 乾燥中に定期的に面をひっくり返す必要があるので、コインランドリーから出られない
- そもそも布団を持っていくこと自体が面倒
- 品質はもちろん、クリーニング店に出す方が良い
羽毛布団をコインランドリーで洗う場合の費用は、だいたい1500円〜2000円程度です。
諸々のデメリットを考慮すると、8000円程度でお願いできる宅配クリーニングサービスの方がトータルでお勧めできます。
布団のクリーニングは年に1回程度のイベントなので、よっぽどお金に余裕がないケース以外は、宅配サービスにお願いした方が良いと思います。
敷布団は中綿がずれるため辞めておくべき
一部のメディアでは「敷布団もコインランドリーで洗える」と言われていますが、これは辞めておくべきです。
実際、twitterをみてみると失敗した人の声がたくさんみられます。
対策として「紐で細かく結んで、中綿のズレを防ぐ」というものがありますが、結局うまく結ぶことに失敗したら、同じことが起きます。
布団販売業者や、コインランドリー店もお勧めしていない方法なので、クリーニング店に出すのが賢明です。
布団クリーニング方法の比較:クリーニング店vsコインランドリー
布団のクリーニングは、大きく分けて
- (宅配)クリーニング店に出す
- コインランドリーでクリーニングする
の2つがあります。
この章では、この2つの手法の比較をお伝えします。
(宅配)クリーニング店 | コインランドリー | |
クリーニングできる布団 | ほぼ全ての布団 | 毛布こたつ布団羽毛布団(お勧めはしません) |
クリーニングの品質 | 高い | 普通 |
クリーニングの手間 | ・店舗サービス:布団を運ぶ必要あり ・宅配サービス:手間なし | 布団を運ぶ+クリーニング自体も行う必要あり |
料金 | ・店舗サービス:1枚5000円 ・宅配サービス:1枚8000円 | 1枚1500〜2000円 |
納期 | 出してから2週間程度 | 当日(2時間程度) |
両者を比べると、この様な形になります。
コインランドリーは、
- どうしても当日布団を綺麗にしたい
- お金が本当にない
というケースは利用せざるを得ませんが、手間や品質面を考えると、クリーニング店の利用がお勧めです。
クリーニング店は宅配・店舗共に品質や納期は変わりません。そのため布団を持っていく手間がなくなる宅配サービスが、個人的にお勧めですよ。
コインランドリーで布団クリーニングする時の料金・コツ・注意点
とは言っても、コインランドリーで布団を洗いたい人もいると思います。
この章では、そんな方向けにクリーニングのコツや注意点をお伝えします。
羽毛布団、こたつ布団をコインランドリーでクリーニングする場合
羽毛布団のコインランドリー利用は基本的にお勧めしません。
ですがここでは、どうしてもしたい方向けにそのコツや注意点を説明します。
<羽毛布団をコインランドリーで洗う際の料金・時間目安>
洗濯の時間と料金(目安) | 時間:30分(12kgの洗濯機の場合)料金:500円 |
乾燥の時間と料金(目安) | 時間:60分料金:1000円 |
<洗濯時のコツ・注意点>
・羽毛布団単品で洗う様にする
→他の洗濯物と一緒に洗うと、布団が擦れやすくなり傷つきやすくなります。
・温度は30度以下にする
→高温で洗ってしまうと、羽毛の油脂が取れてしまい、羽毛のふわふわさが損なわれてしまうケースがあります。
<乾燥時のコツ・注意点>
・大きな乾燥機を使う
→布団を効率的に乾燥させるため、できるだけ大きな乾燥機を使う様にしましょう。
・定期的に布団をひっくり返す
→布団を折って入れるので、乾きにくい箇所が出てきてしまいます。そのため1回の乾燥が終わるごとに布団の場所を変えてあげましょう。
毛布をコインランドリーでクリーニングする場合
毛布は、コインランドリーで洗いやすい製品です。
<毛布をコインランドリーで洗う際の料金・時間目安>
洗濯の時間と料金(目安) | 時間:30分(15kgの洗濯機の場合)料金:500円 |
乾燥の時間と料金(目安) | 時間:40分料金:700円 |
<毛布クリーニングのコツ・注意点>
・洗濯ネットに入れる
→毛布への刺激を抑えるため、大きいサイズが必要になりますが毛布の入るネットに入れて洗うことをお勧めします。
・クリーニング前に汚れは落としておく
→クリーニングをする前に、家で毛布を叩いたりクリーナーを使ったりして、汚れを落としておきましょう。
ダニ退治のためにコインランドリーで布団の「乾燥だけ」はOK
コインランドリーでの布団クリーニングはお勧めしませんが、ダニ退治のために「乾燥だけ」を行うのはおすすめの手法です。
ダニ退治には「50℃〜60℃以上の熱」が一番効果的です。
ダニは『50℃の熱で20~30分、60℃の熱で一瞬で死滅』します。
そのため、コインランドリーで乾燥機を利用するのが効果的なんです。
30分ほど乾燥機に入れることで、ダニを死滅させることができますよ。
※「タンブラー乾燥OKの洗濯表示」が必要なので注意。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
では最後に、この記事のまとめをお伝えします。
- コインランドリーでの布団クリーニングは「毛布」「こたつ布団」以外はおすすめしない
- 布団のクリーニングは基本的に宅配サービスの利用がおすすめ
- コインランドリーで布団の「乾燥だけ」を行うのはダニ対策におすすめ
お読みいただいたあなたの布団が綺麗になり、快適な睡眠ができる様になることを願っています。