「宅配クリーニングで撥水加工ってできるんだろうか?」
「ちゃんと撥水加工をやってくれて、品質も高い業者に依頼したいな・・」
とお考えでしょうか。
実は、撥水加工処理はほとんど全ての宅配クリーニング業者で行う事ができます。
ですがオプションの内容は業者ごとに微妙に違いがあったり、そもそものクリーニングの価格・品質などから、おすすめできる撥水加工付きの宅配クリーニング業者は絞られます。
この記事では
- 撥水加工処理がおすすめな宅配クリーニング業者4選
- クリーニングで撥水加工を行うべき衣服、行なってはいけない服
- 撥水加工を行うべき頻度とタイミング
- 市販のスプレーではなくクリーニングで撥水加工を行うべき理由
についてお伝えします。
お読みいただければ、今のあなたにあった撥水加工ができる宅配クリーニング業者を選べるだけでなく、今後より賢く服の撥水を行えるようになりますよ。
撥水加工ができる宅配クリーニング業者はこの4択
冒頭お話した様に、撥水加工オプションはほとんどの宅配クリーニング業者で利用可能です。
一部撥水加工ができない業者を除外し、その他は主に価格・品質面などを基に、おすすめできる業者をこの4つに絞る事ができます。
<保管が必要ない場合>
- リネット
<保管ありの場合>
- リナビス
<品質によりこだわりたい場合(いずれも保管あり)>
- 5点以上の場合→プレミアムクローク[luxa]
- 1点ものの場合→ワードローブトリートメント
ちなみに、撥水加工オプションの料金相場は1着500〜1000円程度です。
では順番に、各サービスについて解説していきます。
保管が必要ない撥水加工はリネットがおすすめ
保管が必要のない、撥水加工付き宅配クリーニングは「リネット」がおすすめです。
まず宅配クリーニングには
- 単品見積もり
- パック見積もり(5点パック、10点パックなど)
の2種類の業者があります。
単品見積もりは、1着からお得に宅配クリーニングができるので普段遣いにおすすめといえます。
単品見積もりで中〜低単価帯の宅配クリーニングは5社ほどありますが、大きな違いはないので、業界NO.1のリネットを選んでおけば問題ないでしょう。
<リネットの主な価格>
- ワイシャツ:290円
- ジャケット:950円
- スカート:660円
リネットの撥水加工オプションは1着400円、お届け日7日〜でプラスする事ができます。
追加する事で、水だけでなく油・花粉などの汚れも同時に剥がす事ができますよ。
保管ありの撥水加工はリナビスがおすすめ
撥水加工と同時にコート・ジャケットなどを長期間預けたい場合は「リナビス 」がおすすめです。
リナビスがおすすめな理由は以下の2点です。
- 12ヶ月保管が無料なので保管のコスパが良い
- パック見積もり系の中では貴重な3点パックが存在する
リナビスは、通常のクリーニングを頼むと無料で12ヶ月まで保管を行っています。そのため高い品質を維持しながら、お得な値段で保管までを行う事ができます。(5点7750円、10点10700円)
同価格帯のパック見積もり業者には以下のようなものがありますが、それぞれ以下の理由でリナビスをお勧めしています。
- せんたく便:保管なしの場合だとリナビスより安くなるが、保管ありの場合は5点、10点共にリナビスと同程度の料金。品質はリナビスの方が高いためお勧めしない。
- 洗濯倉庫:システム会社の1事業として運営されているサービスなのでオペレーション面、品質面で不安がある。
- フランス屋:布団クリーニング不可などレパートリーが狭いし、通常納期も2週間と時間がかかる。
また、リナビス はパック見積もり制の業者の中では珍しく、最低3点から注文が可能です(ほとんどの業者は最低5点からしか注文できない。)
そのため利用シーンが多く、保管クリーニングを行う際にまず持っておきたい選択肢です。
リナビス の撥水加工オプションは、980円/点で利用可能ですよ。
5点以上で質にこだわる撥水加工はプレミアムクローク[luxe]がおすすめ
5点以上の服で、品質にこだわりたい場合はプレミアムクローク[luxe]がおすすめです。
プレミアムクロークをおすすめする理由は以下です。
- 通常の撥水加工ができない服も「リファイン加工」という処理で撥水が実現できる
- 細かなオプションが標準でついており、高クオリティのクリーニング、保管ができる
この2点については、以下で掘り下げて説明していきます。
おすすめ理由1:リファイン加工により撥水加工できない服も対応できる
実は「ニット系・セーター」の撥水加工は、風合いを損ねる為どの業者も行なっていません。
しかし、プレミアムクローク[luxe]にはデフォルトで「リファイン加工」という、服繊維の表面に油性の膜を張り巡らせ、記事の肌さわり・風合いを復活させるオプションがついています。
作られたこの膜の油脂が水を弾く事により、本来撥水加工ができないニット系・セーターの撥水効果をも上げる事ができます。
豊富なサービスにより高品質なクリーニング・保管が可能
プレミアムクローク[luxa]は、リネットが提供する高品質な保管クリーニングサービスです。
撥水加工を始めとした、本来リネットで1着あたり4800円分に相当する以下クリーニングサービスを、追加料金なしで受ける事ができます。
- DX仕上げ→職人が1着ずつ最適な洗い方、仕上げでクリーニングを行う
- Wリファイン加工→油性の膜を張り巡らせる事で生地の肌触り・風合いを復活させる
- 花粉ガード加工→衣類の繊維を花粉が付着しにくい膜でコーティングする
- 撥水/防汚加工→衣服が水を弾くようになり、泥はねなどの着いた汚れも落としやすくなる
また他にもこのサービス限定で以下の安心保証が適用されるので安心です。
- お届けから30日以内なら無料で再仕上げ
- 再仕上げに不満があれば対象品を全額返金
- 不測の事態の際は洋服価格の100%保証(リネットが定める条件を満たす場合・上限10万円)
<プレミアムクローク[luxa]の料金>
- 5点パック:12800円
- 10点パック:20800円
- 15点パック:30800円
※いずれも8ヶ月の保管つき
衣替えなどの際に、撥水加工をはじめとした高品質なクリーニングサービスを一括で受けたい場合は、プレミアムクローク[luxa]がおすすめです。
最高品質の撥水にこだわりたい1点ものはワードローブトリートメントがおすすめ
最高品質のクリーニング・撥水加工を行いたい方はワードローブトリートメントがオススメです。
ワードローブトリートメントは、宅配クリーニング業界で「最高価格・最高品質」に位置するサービスです。料金はご覧の通り、料金は他社と比べるととても高いのが特徴です。
<主な価格>
- スーツ(上着):5390円
- ジャケット:7810円
- スカート:3850円
ですが、クリーニングの品質は業界最高です。特徴は以下です。
・完全一点洗い
通常の宅配クリーニング業者は様々なお客さんの服を「一緒に」洗います。一部「他のお客さんと混じらないように、お客さんの服だけをまとめて洗う」という業者がいますが、ワードローブトリートメントそのさらに上の「お客さんの服1点ずつ」洗う、完全一点洗いを行っています。
これは、服ごとに本来は使うべき溶剤・洗い方が異なるためです。ワードローブトリートメントは1点ごとに「カルテ」を作成してベストなクリーニング方法を決め、その方法でクリーニングを行ってくれます。それにより最高品質のクリーニングが実現可能です。
・最高レベルのシミ抜き
以下は、宅配クリーニング業界で標準的な品質と言えるリネットがシミ取り可能・不可能としているシミの基準です。
実はリネットを始めとして、ほとんどの宅配クリーニングのシミ抜き技術は、このクオリティです。
一方、ワードローブトリートメントは、上の図で一番難しいとされているペンキ・ニスのシミであっても落とす事ができます。
出典:ワードローブトリートメント公式サイト
このように、クリーニング品質だけでなく、最高のシミ抜き品質も実現しています。
ワードローブトリートメントの撥水加工は、1点1320円で「超はっ水加工」というオプションが利用可能です。
何が何でもこの服はこだわって撥水加工したい!という方はワードローブトリートメントがオススメと言えます。
宅配クリーニングで撥水加工オプションをつけるべき服
ここまでは、撥水加工ができるおすすめ宅配クリーニング業者を紹介してきました。
次に、撥水加工クリーニングをおこななう上で知っておきたい
・クリーニングで撥水加工オプションをつけるべきとそうでない服
を紹介します。
撥水加工におすすめな服:アウター、スーツなど
撥水加工がオススメな服は、水を弾きたいアウター・スーツです。
具体的に挙げるとこの辺りです。
- ダウン、コート
- ズボン
- スカート
- スーツ
- スノボウェア、スキーウェア
他には、食べこぼしで汚れるリスクのあるこたつ布団も撥水加工がオススメです。
撥水加工をオススメしない服:肌に密着する服・ニット系
中には撥水加工がオススメできない服もあります。
撥水加工を行うべきでないのは、下記の2種類です。
- 肌に密着する服(Tシャツ、ブラウスなど)→撥水加工により汗を弾いてしまうようになるから。
- 獣毛系(ニット・セーター)→固くなって風合いを損なってしまうから。
ちなみに、複数点パックで撥水加工オプションをつける際は、これらの服はもちろん撥水加工されないのでご安心ください。
撥水加工クリーニングを行なうべき頻度・時期
次に、宅配クリーニングで撥水加工を行なうべき頻度・時期をお伝えします。
撥水加工クリーニングを行なうべき頻度は、以下です。
- 着用頻度が高い普段使いの服→1,2ヶ月に一回
- 着用頻度が低い(1ヶ月に1回切るかどうか)の服→1シーズンに1,2回
参考:https://www.lenet.jp/magazine/20151126-01
また、クリーニングの時期はいつ行っても大丈夫です。
特に、クリーニングと同時に長期間服を保管したい場合も、その際に撥水加工を行なって大丈夫です。
というのも、服の保管による撥水性の低下・劣化は無視して良いレベルだからです。(撥水性は、保管ではなく摩擦・痛みのダメージによって低下します)
参考:https://droproof.com/column/812/
そのため、保管前に撥水加工を行っても、効果が落ちるという事はないと考えて大丈夫です。
宅配クリーニングの撥水加工と撥水スプレーの違い
参考までに、最後に宅配クリーニングの撥水加工と、市販の撥水スプレーの違いをお伝えして終わりにします。
撥水加工は、服の表面にフッ素樹脂でコーティングを行い、そのフッ素が水を弾くという原理の処理です。クリーニング・撥水スプレーどちらもこの仕組みは同じなのですが
- クリーニングで行う撥水加工の方がフッ素分子が大きい
- 全体を乾燥機で蒸すので、フッ素分子が平らに馴染む
事により、クリーニングによる撥水の方が水が入り込みにくいというメリットがあります。
参考:https://www.lenet.jp/magazine/20151126-01
その為、撥水加工を行う場合は、極力効果性の高いクリーニング業者で行う事をオススメします。
まとめ
最後にこの記事で大事なポイントを改めてお伝えします。
<撥水加工ができるおすすめの宅配クリーニング業者>
保管が必要ない場合→リネット
保管ありの場合→リナビス
※品質によりこだわりたい場合
5点以上の場合→プレミアムクローク[luxa]
1点ものの場合→ワードローブトリートメント
<撥水加工に出すべき服とそうでない服>
出すべき服→アウター、スーツ、こたつ布団
出すべきでない服→肌に密着する服(Tシャツ、ブラウス)、獣毛系(ニット・セーター)
<撥水加工クリーニングを行う頻度・タイミング>
出すべき頻度
- 着用頻度が高い普段使いの服→1,2ヶ月に一回
- 着用頻度が低い(1ヶ月に1回切るかどうか)の服→1シーズンに1,2回
出すべきタイミング
- いつでも大丈夫(保管によりはっ水性は落ちないため、保管前でも大丈夫)
宅配クリーニング業界は似たような会社が多く、結局どの業者が自分に向いているのかがとてもわかりにくいです。
この記事を読んでいただいたあなたが、自分に一番あった業者を選んで撥水加工クリーニングができる事を心から願っています。