「最近宅配クリーニングの話をよく聞くな。。家から出せるから楽なのはわかるけど、他にはどんなメリットがあるんだろう?」
「総合的に店舗クリーニングより良さそうだったら、自分も使ってみたいな。」
とお考えでしょうか。
宅配クリーニングは、店舗クリーニングと比べると多くのメリットがあるので、ぜひ利用する事をお勧めします。
一方で、宅配クリーニング特有のデメリットもいくつかあるので、これもちゃんと理解しておいた方が良いでしょう。
そこでこの記事では、店舗クリーニングと比較して
・宅配、店舗クリーニングの項目別比較表
・宅配クリーニングの3つのメリット
・宅配クリーニングの4つのデメリットとその対策
をお伝えします。
お読みいただければ、宅配クリーニングのメリット・デメリットをスッキリ理解でき、ご自身が宅配クリーニングを利用すべきかを決める事ができますよ。
宅配・店舗クリーニングのメリットデメリット比較表
最初に、宅配クリーニングと店舗クリーニングのメリット・デメリットを比較してまとめた表になります。
ざっくりいうと以下の様な違いとなります。
・宅配クリーニング→納期と料金がかかるが、品質が高く・楽で・オプションも豊富
・店舗クリーニング→手間はかかるが早く仕上がり安い
以降、宅配クリーニングのメリット・デメリットを紹介していきます。
宅配クリーニングの3つのメリット
宅配クリーニングのメリットは、以下の3つです。
・家から出せるのでとても楽
・洋服の保管をする事ができる
・用途に応じてサービスの使い分けが可能
順番に紹介していきますね。
メリット1:家から出せるのでとても楽
これは一番大きなメリットの1つでしょう。
宅配クリーニングは家から洋服を出す事ができるので、とても楽に利用ができます。
クリーニング店に行かなくて良いので
・店までわざわざ歩いていく手間がなくなる
・化粧をしなくて良い
・重い服を運んでいく必要がない
というメリットがあります。
宅配クリーニングは、ヤマト運輸などの配達員が自宅に受け取り・発送を行なってくれるので、家にいるだけでクリーニングが出せます。
また多くの場合、出す服を入れるための箱ももらうことができます。そのためお客さんがやるべきことは「箱に服を入れるだけ」なので、とても楽ですね。
メリット2:洋服の保管サービスがある
宅配クリーニングの2つ目のメリットは「ほぼ全ての業者で、洋服を長期間(8ヶ月〜)保管してくれるサービスがある」ということです。
これを使えば「衣替えの際に冬服をしまう時、その冬服をクリーニングに出して秋まで保管してもらう」という様な事ができます。
この様に、家に置いておくとかさばってしまうシーズンものの服を預けておけるのも、宅配クリーニングの大きなメリットと言えます。
メリット3:用途に応じてサービスの使い分けが可能
実は宅配クリーニングには、タイプごとに色々なサービスがあります。
一例をあげると以下です。
・普段使い→リネット(納期が早い。)
・衣替え&保管→リナビス (保管が無料)
・激しいシミを落としたい→クリコム(シミ抜きが強い)
・最高品質のクリーニング→ワードローブトリートメント(最高料金&最高品質)
宅配クリーニングはどのサービスもほぼ全国対応をしているので、目的に応じてサービスを使い分ける事ができるというメリットがあります。(使い分け方はこのサイトでしっかり紹介しています。)
一方、店舗型のクリーニングだと、店舗を選べず、自分の家から1番近い所だけの利用になってしまうのが、正直なところです。
それゆえ、選択肢の広さという意味でも宅配クリーニングはおすすめです。
宅配クリーニングの4つのデメリットとその対策
上で紹介した様に、宅配クリーニングは楽に出せる上に、保管ができたり・サービスの使い分けができたりと、メリットの多いサービスです。
ですが逆に、以下の様なデメリットがあるのも事実です。
・店舗クリーニングより料金が少し高い
・料金が後から変わるケースがある
・納期が長い
・対面で要望を伝える事ができない
4つと多く見えるかもしれませんが、ほとんどが対策可能であったり、問題としては大した事がない物と言えます。(すぐ下でその理由を説明します。これらのデメリットについては、あなたの利用前にぜひ知っておいてほしいと思い、記載しました。)
それでは各デメリットの説明と、対策をお伝えしていきます。
デメリット1:店舗クリーニングより料金が少し高い
1つ目のデメリットは、店舗クリーニングと比べた時に料金が少し高くなってしまうという事です。
・宅配クリーニングシェアNO.1:リネット
・店舗クリーニング大手:ホワイト急便
2社の料金を比較した結果がこちらです。
リネットの方が各料金が高いですね。これは他の業者にも当てはまり、やはり宅配クリーニングは店舗クリーニングに比べ、クリーニング料金が高いと言えます。
また、宅配クリーニングは注文金額が一定以下だと、送料がかかってしまいます。
(3000円以下の場合、1500円程度の送料が相場。)
このデメリットの対策:数が少ない場合は店舗クリーニングも検討する
クリーニング単価自体の違いは、宅配のメリットを考えると許容できるラインと言えるかもしれません。
ただ「3000円以下の場合、送料が1500円かかる」というのは、特にクリーニングのトータル金額が安い(シャツを2枚だけ出す場合など)場合は、負担になります。
そのため、クリーニングの点数が少なくて(2-3点)、クリーニングに手間がかかっても良い方は、店舗クリーニングを検討した方が良いと思います。
デメリット2:料金が後から変わるケースがある
宅配クリーニングの2つ目のデメリットは「クリーニング料金が後から変わってしまうケースがある」という事です。
変わるパターンとしては、以下の2つがあります。
・自分が出した服の種類が違った事により、料金が変わる
・服の汚れが強い場合、追加料金がかかる(高級な宅配クリーニング限定)
値段が変わるケース1:服の種類を勘違いしていたケース
単品ごとの料金表があるクリーニング業者だと、自分の出した服の種類を勘違いしている事により、想定と料金が変わる事があります。
例えば、リネットは以下の様に、似た種類であっても細かく料金が分けられています。
・ダウンジャケット:2850円
・ダウンコート:3150円
この場合は、ダウンジャケットとダウンコートを勘違いして出すと、想定より300円料金が上がってしまうという事です。
このデメリットの対策:価格表をしっかり見る、もしくは多少の誤差は目をつぶる
取れる対策は、クリーニングを注文したいサイトの価格表をしっかり見ておく事でしょう。
ですが、洋服種類の勘違いによる値上がりは、額としてさほど変わりません。
そのため、いちいち見るのが面倒な方は、大体の価格だけを把握して出してしまう形でも良いと思います。
値段が変わるケース2:服の汚れが激しく追加処理が必要なケース(超高級店のみ)
これは高級な宅配クリーニングの場合のみ起きる事ですが、出した服の汚れが激しい場合は、追加のシミ抜き処理などが必要になり、その分値段が上がってしまう事があります。
これは「出した服を完璧に綺麗にします」というコンセプトの以下サービスで起きる事があります。
・キレイナ
このデメリットの対策:さほど気にする必要はない
実は、上記2社を除く大半のサービスではこの様な事は起きません。そのためほとんどの方は心配する必要のない問題です。
また、上記2社の場合は、そもそも「高単価ではあるが出した服が新品同様ピカピカになる」というのが強みのサービスです。
また料金確定後は一度メールが届き、それに了承した場合のみクリーニングが行われる仕様になっているので、勝手に高額が請求されるわけではありません。
そのため、この場合もさほど気にする必要はないと思います。
デメリット3:納期が長い
3つ目のデメリットは「納期が長い」という事です。
宅配クリーニングは、クリーニングに加えて「クリーニング物の出荷・配送」があるので、店舗と比べると少し納期が長くなってしまいます。
納期の目安としては
・通常の宅配クリーニング:最低4-5日
・高級宅配クリーニング:最低2週間
程度です。
ただし、リネットのプレミアム会員(月300円。初月無料)に登録すると「最低2営業日」で受け取りが可能です。
この納期は、業界で最も早いものなので、急いでいる方はぜひリネットの利用をお勧めします。
デメリット4:対面で要望を伝える事ができない
最後のデメリットは「対面でクリーニングに関する細かい要望を伝える事ができない」という事です。
宅配クリーニングは、店舗クリーニングと違ってクリーニング屋の人に直接会う事がありません。
そのため店舗に出す際にする「この辺がすごい汚れてるんですけど、取れますか?」の様な会話・要望を行うのが難しくなっています。
このデメリットの対策:申し込み時に要望を送る
多くの宅配クリーニング業者はこの問題に対応するために、「シミ抜き・ボタン付け・毛玉取りなどの細かい作業」を無料オプションとして付けてくれています。
そのため、大体の場合は細かい箇所を気にする必要はありません。
もしそれでも気になる箇所がある場合は
・クリーニング申し込みの際の「備考欄」に要望を記載
・集荷バッグと指示カードが送られてくる業者の場合は、指示カードに要望を記載
しておけば、要望を伝える事ができます。
質問がある場合も、各メーカーメール・電話のやりとりが行えるので安心です。
<囲み>店舗・宅配クリーニングでトラブルの件数は変わらない
宅配クリーニングのデメリットとしてよく言われているのが「紛失・クリーニングミスによる服の損傷など、トラブルが頻繁に起きる」という事です。
ただ結論からいうと、これは間違いです。
なぜなら、宅配クリーニングのトラブル発生件数(国民生活センターへの相談件数)を店舗型のクリーニング屋と比べてみると、ほとんど変わらない為です。
<画像入れる>
<参考>
宅配クリーニング、店舗クリーニングの国民生活センターへの相談件数(2016年):
宅配クリーニング →123件、店舗クリーニング→4693件
http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201710_04.pdf
宅配クリーニングの市場規模(2016年):80億円
2016年にリネットの会員数20万人。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000016048.html)1人1年に6千円程度利用する為売り上げ12億円。市場シェア1位のリネットのシェア率を15%とすると市場規模80億円。
店舗クリーニングの市場規模(2016年):3600億円
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000375761.pdf
その為、宅配クリーニングにしたからトラブルが急激におきやすくなるという事はないので、安心してください。
もしトラブルが心配だという方は、こちらの記事に宅配クリーニングのトラブルについてまとめているので、ぜひご覧ください。
宅配クリーニングのトラブル率は店舗と変わらず低い!トラブルを防ぐ4つの対策も紹介
まとめ
さて、宅配クリーニングのメリット・デメリットについて理解できたでしょうか。
最後に、この記事で紹介した内容をまとめておきます。
宅配クリーニングのメリット
・家から出せるのでとても楽
・洋服の保管をする事ができる
・用途に応じてサービスの使い分けが可能
宅配クリーニングのデメリット
・店舗クリーニングより料金が少し高い
・料金が後から変わるケースがある
・納期が長い
・対面で要望を伝える事ができない
<比較表画像入れる>
デメリットの数自体は多いですが、対策ができたり影響が少ないものが多いです。
やはり「楽に出せる」という宅配クリーニングのメリットはあまりにも大きいと感じますし、総合的に考えてもおすすめできるサービスです。
ぜひ宅配クリーニングを試してみてください。