「結婚式も終わったし、使ったウェディングドレスやパーティドレスを宅配クリーニングに出したいなあ。」
「だけど、宅配クリーニングでちゃんと綺麗にしてくれるんだろうか?大事なドレスだし、少し心配だなあ。。」
と考えてはいませんか?
ドレスの宅配クリーニングは「きちんとした」業者を選べば、負担なしでドレスを綺麗にできる、便利なサービスです。
ですが、間違った業者を選んでしまったり、ドレス特有の注意点を知らないと、
- 「うちではこのドレスはクリーニングできない」と断られてしまったり
- 最悪のケースだと、あなたの大事なドレスがクリーニングでダメになってしまう
リスクがあります。
そこでこの記事では
- ドレスを出すのにおすすめな宅配クリーニング業者2選
- ドレスを宅配クリーニングに出す際の注意点
- ドレスが宅配クリーニングから帰ってきた際に行うべきこと
をお伝えします。
お読みいただければ、あなたの大事なドレスを安心して一番良いお店に出すことができる様になりますよ。
ドレスに強いおすすめ宅配クリーニング業者2選
実は、ドレスを出すのにオススメできる宅配クリーニング業者は、さほど多くありません。私が「おすすめ!」と言えるのは、こちらの2社だけです。
- キレイナ←一番おすすめ。基本的にキレイナだけでいい。
- リナビス ←キレイナが高い人に。シンプルなドレスはリナビスで大丈夫
この記事では2社紹介していますが、正直ドレスクリーニングは「キレイナ 」にしておけば間違いありません。
ですが、キレイナは料金が高いという特徴があるので、シンプルなドレスで安く済ませたい場合は「リナビス」という選択肢もアリではあります。
では、この各社をおすすめする理由やその詳細をお伝えしていきます。
料金は高いがドレスクリーニングは「キレイナ」が一番おすすめ
先ほどお伝えした通り、ウェディングドレス、パーティードレスなどの宅配クリーニングは「キレイナ」が一番おすすめです。
その理由は、この2つです。
- 理由1:ドレスクリーニングは難易度が高く、柔軟に対応できる会社がそもそも少ない
- 理由2:キレイナの技術者は、ドレスクリーニングの実績が特に豊富
キレイナがおすすめな理由1:ドレスクリーニングに柔軟に対応できる会社の少なさ
キレイナを一番おすすめする一つ目の理由は、そもそもドレスクリーニングは難易度が高く、柔軟に対応できる会社が少ないということにあります。
ドレスの宅配クリーニングは、宅配クリーニングで低〜中単価の業者では柔軟に対応することができない状態です。
例えば、業界NO.1の宅配クリーニングサービスのリネット(価格は低〜中単価)では、以下の様なドレスをクリーニングする事ができません。
- ウェディングドレス全て
- プリーツ、シワ加工のドレス(劣化が予想されるもの)
- ラインストーンなどの装飾品が付いているもの(劣化が予想されるもの)
<参考>
リネットQ&A「ウェディングドレスはクリーニングできますか?」
これらができないので、リネットでクリーニングが行えるドレスは比較的シンプルなものに限られます。
またこの対応方針は、宅配クリーニング業界の大部分を占める低〜中価格帯の業者も同様です。
そのため、ウェディングドレスや、こだわりのあるドレス安心して宅配クリーニングに出せるのは、キレイナの様な比較的高価格帯のサービスに限られてしまうのです。
キレイナがおすすめな理由2:技術者のドレスクリーニング実績が豊富
キレイナがおすすめな2つ目の理由は、キレイナの技術者はドレスクリーニングの実績が豊富だからです。
キレイナを運営する株式会社キレイナは、株式会社ディアハートというドレス、舞台衣装などの法人向けクリーニング(取引先1000社以上)を営んでいる会社のグループ会社です。
キレイナでのクリーニングは、このディアハートでドレスクリーニングを長年行ってきた技術者が務めます。(参考:キレイナ公式サイト)
ドレス、舞台衣装などのクリーニングは、1点ものが多かったり洗濯表示すらないものもあるので、高いレベルのクリーニング技術が必要です。
しかも着用シチュエーションを考えると少しの失敗も許せませんし、お客さんは「ブライダル業者」「呉服屋」という洋服に厳しい目を持っている業者なので、かなりの難易度の高さが伺えます。
この様なクリーニングを長年経験している技術者が担当してくれるので、安心してクリーニングに出す事ができます。
またキレイナは、その技術者が洋服1点1点ずつにカルテを作成し、ベストな仕上がりを実現するために、完全に一点ずつ個別の方法でクリーニングしてくれるという徹底度合いです。
この特徴により、ドレスクリーニングは他の業者をおすすめする余地がないというのが正直なところではあります。
もちろん品質が高い分、値段は高いのでその点がネックにはなります。
ですが、ウェディングドレス、パーティードレスはあなたにとってとても大事なものだと思います。
少しお値段は高いですが、最高の仕上がりを実現するために、ぜひドレスはキレイナに出す事をお勧めします。
<キレイナの基本情報>
ドレスクリーニングの料金 | パーティドレス:8000円〜 演奏会ドレス:8000円〜 ダンスドレス:8000円〜 ウェディングドレス:15000円〜 ドレス用真空パック:10000円→大きなドレスを家で長期保管する際にスペース削減のためにお勧めです。 ※いずれもキッズ(サイズ100以下)のドレスは料金が半額になります。 |
ドレスクリーニングのオプション | ※お客さんの要望・業者が確認した洋服の状態によりメーカーから見積りが送られてきます。 (高い様であれば一部オプションだけのキャンセルも可能) <シミ・黄ばみ除去> ・5cm未満:1200円 ・5cn以上:1800円〜 <色修正> ・5cm未満:3000円 ・5cm以上:4500円〜 <撥水加工> ・1800円〜 <全体消臭> ・3000円〜 価格表:https://kileina.jp/price/ |
送料 | 片道900円、往復1800円 ※7000円以上で片道無料 ※12000円以上で往復無料 |
納期 | 15日〜(発送後の最終見積り時に確定) |
出荷方法・クリーニングまでの流れ | 送られてくる箱に着物を入れて発送 →メーカーが服を確認・見積りと納期共有 →OKの場合、クリーニング開始 →返送 |
シンプルなドレスは「リナビス」で安くクリーニングできる
先ほどお伝えした通り、基本的にドレスの宅配クリーニングはキレイナががおすすめです。
ですが「シンプルなドレスだから、安くクリーニングしたい!」という人は、リナビスがもう一つの選択肢になります。
リナビスを選ぶメリットは、他の洋服と一緒に出す事で「1着1500円程度」でドレスクリーニングができる事です。
というのも、リナビスは以下の様なパック見積もりの料金体系なので、ドレスであれば1着あたりの料金が安くなるのです。
<リナビスの料金表>
クリーニング点数 | パック料金 | 1点あたり料金 |
3点 | 4920円 | 1640円 |
5点 | 7750円 | 1550円 |
10点 | 10700円 | 1070円 |
ただ、サイトにも書いてある様に、このパックで扱えるのは「飾り、レースがついていないタイトなドレス」に限ります。
ドレスなどのデリケートなお洋服につきまして、飾りやレースの付いていないタイトなドレスであれば、通常の衣類のコース(5点、10点、20点コース)でご対応しております。
出典:リナビス公式サイト
・ウェディングドレス
・装飾の多いドレス
は取り扱いしていません。
出典:リナビス公式サイト
もし自分のドレスが取り扱い品に当てはまるか自信がない方は、写真を撮ってお問い合わせフォームから送れば、オペレータが回答してくれます。
もちろんクリーニング品質も、以下の様な特徴があるので安心です。
- 職人が1点1点て仕上げ
- 石油の匂いが少ない溶剤でクリーニング
- 12ヶ月までの保管が無料
- シミ抜き、ボタン修理、毛玉取り無料
装飾のないシンプルなドレス限定ではありますが、安くドレスクリーニングをしたい!という方にはリナビス がおすすめですよ。
<リナビスの基本情報>
パック料金 | 3点コース:4920円 5点コース:8550円 10点コース:11700円 20点コース:19800円 ※いずれのコースも12ヶ月までの保管が無料。 ※子供用(140cm以下)のドレスは2点で1点としてカウント |
ドレスクリーニングの注意点 | ・ウェディングドレス、飾りやレースのついているドレスは取り扱いしていない。 (個別見積もりも可能だが、結局料金は高くなるので、その場合はキレイナの方がお勧め) |
送料 | 無料 |
納期 | 13-23日(集荷キットの送付:3日、クリーニング→返送:10-20日) |
集荷方法 | 送付される集荷キットに洋服を入れて集荷 ※1回目利用時からコンビニ利用が可能 |
こんな人におすすめ | シンプルなドレスを、安くクリーニングしたい人 |
ドレスを宅配クリーニングに出す際の注意点
ここまでは、ドレスを出すのにおすすめの業者をお伝えしてきました。
では次に、あなたのドレスを宅配クリーニングに出す前に必ず知っておいて欲しい注意点をお伝えします。
注意点1:洗濯表示が全てバツ・もしくはない場合は業者が限られる
ドレスの中には
- 洗濯表示が全てバツ(水洗い、ドライともにバツ)
- 洗濯表示そのものがない(海外製、1点ものに多い)
ものがあります。
この様なドレスは、リナビス・リネットをはじめとした大方の宅配クリーニング業者では取り扱い除外品となってしまいます。
そのため知らずに出すと「クリーニング不可」として返送され、送料だけを請求されてしまいます。
この様なケースで取り扱いが可能なのは、キレイナの様な1部の高級宅配クリーニングサービスのみです。
※キレイナは洗濯表示がない服や、洗濯表示がバツの服も取り扱い可能です。
そのため、クリーニングに出す前に、必ずドレスの洗濯表示を確認しておきましょう。
注意点2:外せる付属品は外しておく
ドレスには、リボンやコサージュがついているものがあります。
これをつけたまま出すと、業者側で取り外しのための作業が発生し、追加料金が発生してしまう可能性があります。
そのため、外せそうは付属品は外した上でクリーニングに出す様にしましょう。
ただ「このリボンも綺麗に洗って欲しい!」というケースもあると思います。
付属品については各社対応可否を表に出していないので、その様な時は業者のお問い合わせ窓口から相談する様にしましょう。
参考:https://www.recobe.jp/blog/partydress_cleaning/
注意点3:出す前に汚れ、シミ、ほつれの箇所を確認してお店に伝える
3つめの注意点は事前に「ドレスの汚れ・シミ・ほつれ」などを確認してお店に伝えておく事です。
基本的にこの記事で紹介している宅配クリーニング業者を選べば、仕上がりに問題はないです。
ですが万が一、
- 簡単なシミ、汚れが取れていない
- ほつれが治っていない
などの問題が起きる事を防ぐために「目立つシミ、汚れ、ほつれの情報を注文の際に、備考欄に記載しておく」様にしましょう。
少し面倒かもしれませんが、2-3分の作業でクリーニングの万が一のトラブルを防ぐ事ができるので、ぜひ実施いただく事をお勧めします。
参考:https://www.recobe.jp/blog/partydress_cleaning/
ドレスの宅配クリーニング後に行うべき事
最後に、ドレスの宅配クリーニング後に行うべき事を2つお伝えします。
クリーニング後に行う事1:すぐにビニールを取り仕上がりを確認する
ドレスが宅配クリーニングから帰ってきたら、すぐにビニールを取りドレスの仕上がりを隅々まで確認しましょう。
この理由は2つあります。
・すぐにビニールを取る理由
→ビニールは配送中の汚れを防ぐのには良いのですが、長時間洋服を中に放置していると、湿度が上がりカビ発生の要因になってしまいます。
・仕上がりをすぐ確認すべき理由
→宅配クリーニング業者の多くは「仕上がりに問題がある場合、無料再仕上げ」を行なってくれます。ですがこの無料再仕上げは申請期限(返送から〜日)が決められています。
仕上がりに問題がある事はほぼないですが、念には念を入れ早めに確認する事をお勧めします。
クリーニング後に行う事2:不織布カバーに入れ風通しの良い状態で保管
チェックして仕上がりに問題がなければ、ドレスを保管場所にしまいましょう。
保管の際は、不織布と呼ばれるカバーに入れるのがお勧めです。不織布はビニール同様ホコリ避けの機能をもつだけでなく、ビニールで問題の通気性の良さも実現する事ができます。
(通気性が悪いと湿度が上がり、それがカビ発生の原因になります。)
そして保管する場所もなるべく風通しの良い状態を意識したいです。
といっても、ずっとクローゼットの外に保管するのも現実的ではないので
- 服が少ないクローゼット内にしまう
- 定期的にクローゼットを全開にして換気する
のがお勧めです。
まとめ
では最後に、この記事の重要ポイントをまとめて終わりにします。
■ドレスの宅配クリーニングはこの2社がおすすめ
- キレイナ→実績、技術レベルともに一番。1番おすすめ
- リナビス→装飾のないドレスであれば1500円という安価でクリーニング可能
■ドレスを宅配クリーニングに出す前は以下3点に注意
- 洗濯表示がない、もしくは全てバツの場合出せる業者が制限される(キレイナはOK)
- コサージュ、リボンは取り外しておくか、綺麗にして欲しい場合は業者に事前相談する
- 事前に目立つシミ、汚れ、ほつれの箇所を業者に共有しておく
■ドレスが宅配クリーニングから帰ってきたら以下2点を実施
- ビニールを取り外し仕上がりをすぐに確認する
- 不織布カバーに入れ、服の少ないクローゼットに入れて保管する
ここまでお読みいただきありがとうございます。ここまで読んでいただいたあなたが、安心してクリーニングを出そうと思える様になっていれば、本当に嬉しいです。